iPhoneのバッテリー・画面交換を「◯分で完了」と言うのは本当に正しいのか?
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街の修理店を見ていると、よく聞く言葉があります。
「バッテリー20分で終わります。」
「画面交換50分です。」
そのたびに、私は一つ考えます。
その時間の中に“テスト”は含まれていますか?
バッテリーはただの部品ではありません
例えば iPhone 13 のバッテリー交換。
バッテリーは液晶と違い、
常に電圧がかかり、充放電を繰り返す“エネルギー部品”です。
PSEなどの認証マークがあっても、
すべての個体が完全に同品質とは限りません。
だから私は交換前後に必ず行います。
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急速充電テスト
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1〜2回の放電確認
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電圧安定チェック
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発熱確認
初期不良は、実際に充放電させて初めて出ることがあります。
この工程を入れると、
物理的に時間は必要です。
10分で終わると言うなら、
それは「交換だけ」の時間であって
「検証込み」ではないはずです。
画面交換も単純作業ではありません
iPhone 14 Pro の場合、
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フロントカメラ
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近接センサー
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受話スピーカー
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Face ID関連モジュール
これらを正確に移植する必要があります。
わずかなズレで
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通話中に画面が消えない
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Face ID認識率低下
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セルフィーのピント違和感
こういった症状が出ることがあります。
移植 → 組み立て → 機能テスト
ここまでやって初めて「完了」です。
ペアリング作業を含めると?
iPhone 12 〜 iPhone 13 Pro では、
バッテリーやディスプレイ交換時に
ペアリング問題が発生する場合があります。
私は13シリーズまでは
可能な範囲でペアリング対応を行います。
また、お客様が希望される場合は
警告メッセージ処理も対応します。
この工程も当然、時間がかかります。
シリアル確認
ツール接続
書き込み
動作検証
これを含めると
「◯分で完了」という表現は
現実的とは言えません。
どれだけ熟練していても
10年以上経験のあるエンジニアなら
手は速いです。
それは事実です。
しかし、
充放電テストの時間は短縮できません。
機能確認を省略しない限り
一定の時間は必要です。
問題は「速さ」ではなく、
その時間に何が含まれているかです。
私はスピードを否定しているわけではありません。
ただ、
「交換完了」と言うなら
どこまでやったのかを明確にするべきだと思っています。
皆さんにお聞きしたいです。
バッテリー交換の際、
充放電テストの説明を受けたことはありますか?
画面交換後、
センサー移植について説明されましたか?
「何分かかるか」より
「何をして完了なのか」のほうが重要だと思いますか?
現場経験のある方、
ぜひコメントで意見をください。
技術的な話でも構いません。
技術でお答えします。






