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日本でのCPUグリス再塗布 / SSDサーマルパッド施工の工賃について(現場感覚)

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最近、発熱に関するご相談が少しずつ増えています。

  • 「CPUグリスだけ塗り直してほしい」

  • 「NVMe SSDの温度が高いのでサーマルパッド施工は可能か」

以前はパーツ交換が中心でしたが、
最近は“冷却改善”や“予防メンテナンス”の目的でのご依頼が目立ちます。

そこで、日本国内の修理現場で実際にどの程度の工賃が相場として動いているのか、
あくまで現場感覚として共有します。



1. CPUグリス再塗布(ノートPC / デスクトップ)

 
一般的な工賃目安

¥2,000 ~ ¥8,000 前後

通常この範囲には以下が含まれることが多いです。

  • 本体分解

  • 既存グリス除去

  • 新規グリス塗布

  • 再組立

  • 簡易内部清掃(エアブロー等)

デスクトップの場合は構造が比較的単純なため、
価格は下限寄りになることが多いです。

一方ノートPCは機種ごとの分解難易度差が大きく、
特にゲーミングモデルではヒートパイプ一体構造・マザーボード裏面配置などにより、
実質フル分解に近い工程になるケースもあります。

そのため、同じ「グリス塗り直し」でも
作業時間とリスクが大きく異なります。

技術的には難易度の高い作業ではありません。
しかし実際の工賃は「塗布作業」そのものではなく、

  • 分解時の破損リスク

  • コネクタ損傷リスク

  • 再組立後の動作保証責任

こうした部分を含んだ価格設定になります。

極端に安価な施工は、作業時間の圧縮か保証リスクの縮小につながるため、
現実的には適正範囲がこのあたりに落ち着いています。



2. SSDサーマルパッド施工(NVMe中心)


単独施工の工賃目安

¥2,000 ~ ¥4,000 前後

最近増えているのがNVMe SSDの温度対策です。
高性能モデルでは70〜80℃台に達することも珍しくありません。

作業内容は以下の通りです。

  • 既存パッド除去

  • 厚み選定(0.5mm~1.5mm等)

  • ヒートシンクとの密着確認

  • 組立後の温度確認

一見シンプルな作業ですが、
実際に重要なのは「厚みの選定」です。

0.5mm違うだけで

  • 密着不足

  • 基板反り

  • ヒートシンク浮き

といった問題が発生します。

そのため、単純な貼り替え作業というよりは
状態確認を含めたセッティング作業という位置付けになります。



3. CPUグリス + SSDパッド同時施工


よくある価格帯

¥5,000 ~ ¥12,000 前後

この場合、通常は以下を含みます。

  • 内部清掃

  • CPUグリス再塗布

  • SSDサーマルパッド交換

  • 組立後温度チェック

ノートPCで分解工程が多い場合は
この範囲を超えることもあります。


4. 発熱対策に関しての実際の体感


冷却関連の作業について、
誤解されがちな点があります。

「グリスを変えれば大きく温度が下がる」

というイメージを持たれることが多いですが、
実際には

  • ファンの劣化

  • ヒートシンクの埃詰まり

  • ケース内部エアフロー

  • 経年による放熱効率低下

これらの影響のほうが大きい場合も少なくありません。

グリス交換のみで劇的に10℃以上改善するケースは
限定的です。

しかし、

  • 高負荷時のスロットリング軽減

  • ピーク温度の安定化

  • 長期的な劣化予防

といった意味では、定期的な施工には一定の合理性があります。
 

  • なぜ必要なのか

  • どの程度効果が見込めるのか

  • リスクは何か

この説明を重視される傾向が強いです。

温度が3〜5℃改善でも、
理論と理由を説明すれば納得されます。

逆に説明不足の場合、
数値が改善していても評価は上がりません。

そのため冷却施工は、
技術作業と同じくらい事前説明が重要だと感じています。


 

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