Sony VAIOノートパソコンが定期的に落ちる原因|ファン故障による過熱と純正交換修理事例 > 修理日誌 | NEXT NINE

Sony VAIOノートパソコンが定期的に落ちる原因|ファン故障による過熱と純正交換修理事例

コンテンツ情報

本文

20240929_103724.jpg

 

20240929_103819.jpg

 

20240929_103823.jpg

 

今回お預かりしたのは Sony VAIO ノートパソコン。
症状は非常に分かりやすいものでした。

「Windows使用中に突然フリーズする、あるいは電源が落ちる」

一見するとソフトウェア不具合のように思えますが、
診断の結果、原因はまったく別にありました。


入庫時の症状

  • 起動後10〜20分でフリーズ

  • 高負荷作業時に即シャットダウン

  • ファン音がほとんどしない

  • 底面が異常に熱い

  • イベントログに温度関連エラー記録

OSは正常、SSDの健康状態も問題なし。
メモリテストも異常なし。

ここで疑うべきは 冷却系トラブルです。


原因:ノートパソコンのファン不良

分解して内部を確認したところ:

  • 冷却ファン回転不安定

  • ベアリング摩耗

  • 規定RPM未達

  • ヒートシンクにホコリ蓄積

完全停止ではありませんでしたが、
本来の回転数の半分以下しか出ていませんでした。

その結果、CPU温度は95℃以上まで上昇。
保護機能が作動し、強制シャットダウンしていたのです。

つまり、Windowsの問題ではなく
過熱(オーバーヒート)が直接原因でした。


ファン故障が引き起こすリスク

ノートPCは内部空間が限られているため、
冷却効率が低下するとすぐに影響が出ます。

  • CPUスロットリング

  • GPU性能低下

  • 突然の電源断

  • マザーボード損傷リスク増加

特に旧型VAIOは内部設計がコンパクトで、
ファン性能が安定動作の鍵になります。


純正ファンへの交換作業

互換品ではなく、
同型番の純正仕様ファンを使用。

作業工程:

  1. 底面カバー分解

  2. バッテリー取り外し

  3. 既存ファン撤去

  4. ヒートシンク清掃

  5. 高品質サーマルグリス再塗布

  6. 純正ファン装着

  7. 内部クリーニング

冷却は単なる部品交換では不十分。
放熱経路全体を整備してこそ効果が出ます。


交換後のテスト結果

  • アイドル時 45〜50℃

  • 高負荷時 75〜80℃

  • ファン回転数正常

  • 長時間稼働でも安定

  • フリーズ・強制終了完全解消

2時間以上のストレステストでも安定動作を確認。


まとめ

今回の Sony VAIO のWindowsダウン現象は
ソフト不具合ではありませんでした。

原因は明確に
冷却ファン不良による過熱

もしノートパソコンが:

  • 突然シャットダウンする

  • 高負荷で落ちる

  • ファン音がほとんどしない

このような症状があれば、
まず冷却系を疑うべきです。

純正ファン交換により完全復旧。
ハードウェア診断の重要性を改めて示す事例でした。

関連資料

0.0 / 0 コメント 0
コメントはまだありません。
全体 18 / 1 ページ
RSS
番号
タイトル
投稿者
評価