Sony VAIOノートパソコンが定期的に落ちる原因|ファン故障による過熱と純正交換修理事例
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今回お預かりしたのは Sony VAIO ノートパソコン。
症状は非常に分かりやすいものでした。
「Windows使用中に突然フリーズする、あるいは電源が落ちる」
一見するとソフトウェア不具合のように思えますが、
診断の結果、原因はまったく別にありました。
入庫時の症状
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起動後10〜20分でフリーズ
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高負荷作業時に即シャットダウン
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ファン音がほとんどしない
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底面が異常に熱い
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イベントログに温度関連エラー記録
OSは正常、SSDの健康状態も問題なし。
メモリテストも異常なし。
ここで疑うべきは 冷却系トラブルです。
原因:ノートパソコンのファン不良
分解して内部を確認したところ:
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冷却ファン回転不安定
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ベアリング摩耗
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規定RPM未達
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ヒートシンクにホコリ蓄積
完全停止ではありませんでしたが、
本来の回転数の半分以下しか出ていませんでした。
その結果、CPU温度は95℃以上まで上昇。
保護機能が作動し、強制シャットダウンしていたのです。
つまり、Windowsの問題ではなく
過熱(オーバーヒート)が直接原因でした。
ファン故障が引き起こすリスク
ノートPCは内部空間が限られているため、
冷却効率が低下するとすぐに影響が出ます。
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CPUスロットリング
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GPU性能低下
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突然の電源断
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マザーボード損傷リスク増加
特に旧型VAIOは内部設計がコンパクトで、
ファン性能が安定動作の鍵になります。
純正ファンへの交換作業
互換品ではなく、
同型番の純正仕様ファンを使用。
作業工程:
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底面カバー分解
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バッテリー取り外し
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既存ファン撤去
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ヒートシンク清掃
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高品質サーマルグリス再塗布
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純正ファン装着
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内部クリーニング
冷却は単なる部品交換では不十分。
放熱経路全体を整備してこそ効果が出ます。
交換後のテスト結果
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アイドル時 45〜50℃
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高負荷時 75〜80℃
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ファン回転数正常
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長時間稼働でも安定
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フリーズ・強制終了完全解消
2時間以上のストレステストでも安定動作を確認。
まとめ
今回の Sony VAIO のWindowsダウン現象は
ソフト不具合ではありませんでした。
原因は明確に
冷却ファン不良による過熱。
もしノートパソコンが:
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突然シャットダウンする
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高負荷で落ちる
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ファン音がほとんどしない
このような症状があれば、
まず冷却系を疑うべきです。
純正ファン交換により完全復旧。
ハードウェア診断の重要性を改めて示す事例でした。






